2010年05月14日

NPT会合 81歳、非核の叫び 400人前に谷口さん(毎日新聞)

 【ニューヨーク加藤小夜、錦織祐一】ニューヨークの国連本部で開催中の核拡散防止条約(NPT)再検討会議で、各国政府代表が非政府組織(NGO)の意見を聞く会合が7日(日本時間8日)あった。秋葉忠利・広島市長が「未来の世代のために力を注いでほしい」と演説。田上富久・長崎市長が「『核兵器のない世界』だけが、国際社会の永続的安全を保障する」と呼び掛けた。長崎市の谷口稜曄(すみてる)さん(81)が被爆者を代表して演説した。

 被爆者代表で演説した長崎原爆被災者協議会の谷口稜曄さんは、原爆の熱線を浴び真っ赤に焼けただれた自身の背中の写真を手に「人間が人間として生きていくため、地球上に一発も核兵器を残してはならない」「私は忘却を恐れます。忘却は新しい原爆の肯定に流れてしまう」と各国代表ら約400人に語りかけた。

 16歳の時、郵便局員として郵便を集配中に爆心地から1.8キロの近距離で被爆。数千度の熱線に背中一面を焼かれた。1946年1月に米軍が撮影した治療中の写真を谷口さんが掲げ、スクリーンにも大きく映し出されると会場は静まり返った。

 「身動き一つできず、腹ばいのまま痛みと苦しみの中で『殺してくれ』と叫んだ。誰一人、私が『生きられる』と予想する人はいませんでした」。入院治療は4年間にも及んだが現在に至るまで完治はせず、右目の眼底出血など原因不明の症状に次々と襲われる。本人も「これが最後の渡米」と覚悟を決める。

 最後に「私は見せ物ではありません。でも、私の姿を見てしまったあなたたちはどうか目をそらさないでもう一度見てほしい」とかすれる声を絞り出すように呼び掛け「核兵器は絶滅の兵器。ノーモア・ヒバクシャ」と訴えると、各国の政府代表らは立ち上がって拍手を谷口さんに送り続けた。

 谷口さんの証言を会場で聴いたロシアの政府代表の一人は「私たちは、第二次大戦の戦勝国としての見方しか持っていなかった。深く感銘を受けた」。再検討会議のカバクテュラン議長(フィリピン)は「(原爆投下を)二度と起こしてはいけないという強いメッセージを表現した。被爆者は高齢化しているが、政治家が耳を傾けるよう、メッセージを発信し続けてほしい」とたたえた。

 演説を終えた谷口さんは「やるべきことはやった。しかしこれが終わりじゃない。話を聞いた人たちの(核廃絶を)実行につなげてもらわないと」と期待を込めて語った。

【関連ニュース】
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2010年04月29日

逃走車絡む事故で2人死亡=信号無視でパトカー追跡−愛媛県警(時事通信)

 29日午前4時ごろ、愛媛県宇和島市寄松の国道56号で、信号無視でパトカーに追跡された乗用車が前方の車2台を追い越そうとして、対向車線脇の電柱などに衝突し大破した。この事故で追跡されていた車を運転していた同市保田の飲食店店員(20)ら2人が脳挫傷などで死亡した。
 県警宇和島署によると、署員がパトカーで巡回中、信号無視した飲食店店員の車を発見。マイクで停止を命じたが、車はスピードを上げて逃走したという。
 車は約1.8キロ先で、代行運転の乗用車2台を追い越そうとして対向車線の電柱などに衝突した。代行運転の2台のうち、急ブレーキをかけた前の車に後ろの車が追突した。後ろの車を運転していた同市夏目町の毛利和代さん(59)も頭部外傷で死亡した。 

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2010年04月26日

「ママ鉄」急増中…子に付き合い自分もとりこに(読売新聞)

 電車好きの我が子に付き合ううちに、自分もとりこになってしまう「ママ鉄」が増えている。

 人気スポットに電車ウオッチングに出かけたり、目当ての電車に乗ってみたり。個性あふれる電車の“顔”が魅力だそうで、「イケメン」「アイドル系」などと呼んで楽しんでいる。

 「ほら、700系が来たよ!」。21日午後、東京・JR品川駅の東海道新幹線上りホームで、世田谷区の水野美夏さん(38)が、抱っこしていた長男の優真(ゆうま)君(2)に声をかけた。

 先頭車両がくちばしのような形の700系は、優真君のお気に入り。「喜ぶ息子の笑顔に癒やされる」という水野さんだが、実は自分もかなり楽しんでいる様子。「鼻が長くてユニークな顔。何とも言えない重量感がありますね」

 次々と到着する新幹線を30分ほど眺めた後、最新型N700系に乗り込み、東京駅までわずか6分間の“旅”を満喫した。

 水野さんが電車に熱中し始めたのは昨年秋。山手線に初めて乗った優真君の喜ぶ顔が忘れられず、鉄道図鑑を買って一緒に見たり、山手線を一周したりしているうちに、「電車の顔は個性的」と思うようになった。

 特にひかれたのが、2月末で東海道新幹線から引退した500系。すっきりとした面長の先頭車両を「イケメン」と評し、優真君を連れ、新横浜から東京まで乗車したほか、多摩川や相模川の鉄橋を走る姿を見に出かけた。引退前日は、有楽町駅前の東京交通会館のテラスで見送った。「今までありがとう」と、涙が止まらなかったという。

 「江ノ電のコトコト走る姿に『頑張れ』と応援したくなる」と話す横浜市港北区の松元玲さん(35)もママ鉄だ。今年初め、自宅近くの日吉駅で弓侑(ゆう)君(3)と東急電鉄の車両を見ていた際、同じように電車に熱い視線を送る母子に出会った。母親同士が意気投合し、人気スポットを一緒に訪れる仲になった。

 だが、子連れでは、カメラを抱えた熱いマニアが殺到するホームなどに並ぶのは大変だ。そんなママ鉄たちの参考書が、昨年7月に出版された「子鉄&ママ鉄の電車ウオッチングガイド東京版」。電車の姿や走行音を心おきなく楽しめる公園や飲食店、車両基地を見下ろせる陸橋など約50か所が掲載されている。特に、「トイレが近い」「遊具も併設」など、子連れが安心できる情報が充実している。

 著者の世田谷区の棚沢明子さん(36)もママ鉄。ガイドは、長男(6)と1年半かけて首都圏70か所以上を巡って作ったという。「子どもの笑顔が見られるし、育児のストレス発散にもなる。珍しい車両を見て、キャーと声を上げている様子は芸能人に出会った時のようですね」

 出版と同時に始めたインターネットのママ鉄コミュニティーの登録者は、650人に上る。「成田エクスプレスはイケメン系」「貨車を引く機関車EF64は、バリバリ頑張るサラリーマン」――。こんな書き込みのほか、「機関車ツアー」といったイベントの呼びかけも。

 「不況でも、お弁当を持っていけば、運賃1000円ほどで楽しめる」。棚沢さんは電車ウオッチングの魅力をこう説明している。

 奥野卓司・関西学院大教授(情報人類学)の話「幼い男の子は一度は鉄道に興味を持つ。それに応えようとする母親も、ネットで簡単に大量の情報を得ることができるようになり、ママ鉄を増やしているのでは。デジタルカメラで写真も簡単にブログに載せられ、育児で忙しくても母親の創造欲を満たしてくれる」(北浦義弘)

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posted by ヒトミ タツオ at 14:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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